NBC「キラッとモーニング」文字起こし

NBCラジオ「早田紀子のキラッとモーニング」で、ツナグバが紹介された内容の文字起こしです。


今日も輝いちゃって。早田紀子のキラッとモーニング。紀子の今週のちらっと。

さて皆さんはコワーキングスペースってご存知でしょうか?
フリーランスで仕事をしている人や起業家の方、起業を目指す人などが集まって、それぞれが仕事や勉強をしたり、また、交流することもできるような場所のことを言います。
そんなコワーキングスペース「ツナグバサンカク」が、先週、長崎市上町、NBCの裏にオープンしました。
いったいどんな雰囲気のどんな場所なのか、ちらっと取材してきました。


新しくオープンしました、ツナグバサンカクにやってきました。入って行こうと思います。

早田「こんにちは~。よろしくお願いします」
スタッフ「こんにちは~。いらっしゃいませ」
早田「けっこう広いですね~。そして、白い壁で、天井も白ですし、光も射し込んでて、かなり明るい室内となっています。そして、スリッパが用意してある。おじゃまします。よろしくお願いします」
スタッフ「よろしくお願いします」

ビルの3階にオープンした、ツナグバサンカクは、20畳ほどの広さ。
カーペット張りで、靴を脱いでスリッパに履き替えるので、リラックスした雰囲気で利用することができます。


まずは、ツナグバサンカク代表の金子マモルさんに伺いました。

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早田「オープンおめでとうございます」
金子「ありがとうございます」
早田「ここはどういうふうに使う場所でしょうか?」
金子「はい、フリーランスの人とか、会社員の方でも、ちょっと仕事がしたいという方が使っていただける『サードプレイス(自宅でもオフィスでもない第3の場所)』です。
カフェだと音がうるさかったり、集中しにくいという人たちに来ていただいて、仕事をしていただきたいなと。
それだけではなくて、人と人とがつながる場ですね。
来た人が仕事だけに集中するんじゃなくて、出会って、話し合って新しいビジネスが生まれるとか、そういうつながりですね。それが、こちらの特長になっています」
早田「なるほど、そこからツナグバというのも来てるんですか?」
金子「そうですね、つなぐ場所であるということで、つなぐ場(ツナグバ)ですね」
早田「なるほど」


ツナグバサンカクは、長崎市金屋町にあるサンカクスタジオがオープンさせました。
サンカクスタジオとは、金子さんを含め、長崎で独立して働いている業種の違う4人が、独自に運営している、社会人のための学び場で、勉強会やセミナー、異業種交流会などを開催しています。

独立して家で仕事をする場合のやりにくさという、自分たち自身の経験からも、同じようにフリーランスで働く人たちが仕事をしやすい環境を長崎にもつくりたい、それぞれがもつ新しいことや面白いことが出会える仕組みをつくりたいという思いから、今回、新たにツナグバサンカクをオープンすることになったそうです。


ここからはツナグバサンカクの設備について紹介していきますよ。

早田「室内にはですね、4人がけの丸テーブルが2つ、テーブル自体は白いんですが、イスそれぞれが、水色とかピンクとか黄色とか、鮮やかな感じで楽しくなる感じです。
そして長机、4人がけのところと、2人がけということで、計6人座れるようなところがあって、机の形が違うというのは、これは何か意味があるんですか?」
金子「はい、丸テーブルはですね、基本的にミーティングですね。人と人が話をするときに、角がないと、等間隔になって、会議が盛り上がりやすい。そして、こちらの長机のほうは、がっつり仕事がしたいという人に、仕事しやすい形で、準備しております」

早田「もちろんインターネットも使えるんですよね?」
金子「はい、こちら、光の通信で、無線LANを準備しております。それと、電源ですね。外に出て充電が切れたという方とか、ノートパソコンでもやっぱり電源がないと、なかなかできないので、電源は、各テーブルに、これでもかというくらい置いております」

早田「そして、パッと目を引くのが、壁一面、畳5、6畳分ぐらいありそうなホワイトボード。今は『オープンおめでとうございます』という、どなたかのメッセージだったり、『ツナグバから始まる』というようなことが書かれていたり。これはまた広いですね」
金子「普通のホワイトボードというより、壁なんで、ホワイトウォールと私は呼んでいるんですけどね。制限がないから、自由に書けるので、書いた人の感想で、すごく書きやすいし楽しいと聞いてますので、ミーティングでたくさん書いてもらおうと思っております」

さらに、気になるこんなものも発見。

おやつ

「おやつ100円」と書かれた、これまた気になるんですけども、色とりどりのかごが置かれた、お菓子の詰め合わせのようなものが並んでいます。

早田「ひとカゴ100円なんですか?」
金子「はい、こちら、ひとカゴ100円で、こちらのかごをもって、この箱に100円入れていただいて、テーブルに持って行って、そして、食べていただく」
早田「食べながら仕事をしてもいいと」
金子「はい、持ち込みでももちろんいいんですけど、こちらでもお菓子を準備しています。
こちら飲み物も、緑茶と、紅茶と、何よりもコーヒー。ここで豆を挽きます。ミルもございますので、挽きたてのコーヒーを飲んでいただこうと」
早田「こちらはおいくらで?」
金子「こちらは無料です」
早田「無料なんですか~!」
金子「こちらは利用料のなかに含まれておりますので」
早田「あ~、そうですか!」
金子「サービスさせていただいています」

そして、飲み物の横には、本棚。

金子「フリーランスで働く人に読んでほしい本であるとか、仕事、仕事という形にならなくて、少し気楽に見ていただきたいような本とかを、こちらのほうに準備しております」
早田「『1分間ドラッカー』という本であったりとか、私の番組でご紹介したこともあります、平田オリザさんの『わかりあえないことから』とか、話題になった『夢をかなえるゾウ』とか、自由に読めるというわけですね」

他にもプリンターやコピー、スキャナー、FAX、プロジェクター、携帯電話の充電器などなどいろんなものが揃っていましたよ。


また、ツナグバサンカクでは、金子さんを含む、業種の違う4人のプロによるセミナーも開催されています。

金子さんは職業訓練の講師ということもあり、WordやExcelの基礎を固めるための講座や、スピーチやプレゼンテーションの仕方を学ぶ講座、それから名刺づくりの講座というものも担当しているそうです。

金子「名刺っていうのは、常識だからもっているということが考えられるんですけど、そうじゃなくて、名刺を一種の広報だと考えて、その広報に必要な要素を盛り込んで名刺をつくろうという講座をやっております」
早田「とくにフリーランスの方だったら、そのあたりは重要になってきますもんね」
金子「そうですね」
早田「どんなところに気を付けて、名刺を作るのがいいんですか?」
金子「そうですね、まず意識としては、覚えてもらう。だから、インパクトを強くする。なので、写真を入れるとやっぱりいいですよ」
早田「ああ、そうですね、覚えてもらいやすいですよね」
金子「あとは捨てられにくくなります」
早田「なるほど~。ほかにも、セミナーを受けると、いくつかのコツがあるわけですね」
金子「そうですね。今のを含めて7つあります」
早田「そうですか。では、知りたい方はぜひ参加を」

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早田「名刺を作るときに使うさまざまな道具なども貸してくれるということでしたよね」
金子「はい、こちら、『カドマルプロ』という道具なんですけど」
早田「今、金子さんの手のひらサイズの丸い物体ですけど」
金子「これはですね、カード類とかの角を丸くしてくれるというものなんですけれども。早田さんのこの名刺があります」
早田「先ほど私がお渡しした名刺ですね」
金子「こちらを、こういうふうにして角に入れて」
早田「今、角をセットしましたね」
金子「で」(カチッ)「と押すだけで、角が丸くなるんです」
早田「あ~、柔らかい印象になりますね、名刺」
金子「そうですね。それと、全部やっちゃうとただ丸い名刺になっちゃうんですけど、一角だけ落としておくと、『これ何?』って聞かれて、話しのきっかけになるんですね」
早田「あ~!」


さあ、他のメンバーもご紹介しましょう。

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川嵜昌子さんは、東京でビジネス雑誌の編集長などを務め、現在は経営コンサルタントをしています。そんな川嵜さんが担当するセミナーもかなり興味深いんです。

川嵜「編集関係のセミナーと、あとは、独立したい人向けのセミナーを、主にやってます」
早田「たとえば」
川嵜「編集関係は、文章の書き方のセミナーと、ビジネス本の『読まなくていい読書会』っていうのをやってます」
早田「本を読まなくてもいいというのは、どういうことですか?」
川嵜「ええ、『読まなくてもいい読書会』というのは、毎回、1冊か2冊、テーマの本を決めて、その本の内容を私が30分ぐらい、こういう本ですよと話して。
それに対する質問とか感想とか、ディスカッションを1時間ぐらいするという勉強会です」

早田「何でそういう趣旨のものを?」
川嵜「ビジネス書で話題になってるものとか、ドラッカーの本をやってるんですけど、そういう本は、買ったけど途中で挫折してしまって読んでないという人が多いので。
どういう本だというのを私が説明して、そうすると挫折した人も、内容が分かるという仕組みになっています。そのあとにちゃんと読むと、よりわかりやすいと」
早田「ああ、なるほどですね。助かりますね、それは」


そしてウェブデザイナーの浦川公伸(コーシン)さん。

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浦川「僕はもともとホームページ制作が仕事なので、それに関係する『簡単無料でホームページができる入門講座』みたいなのをやっています」
早田「無料で作れちゃうんですか」
浦川「そうですね、ホームページを見るブラウザがあれば、インターネット上のサービスで、パパパッとホームページができるサービスがあるんですね」
早田「ほんとですか!」
浦川「何でも始めるのは抵抗があると思うので、簡単だけど入門講座というのをやって、自分の手でホームページを作りたいという人は、作ってもらおうかな、と思ってます」
早田「なるほど」

浦川「僕がこのセミナーをやろうと思ったきっかけは、自分一人でビジネスを始めたけれども、お金がないので、しっかりとした、業者さんがつくるようなホームページというのは頼むことができない。でも、作りたいっていうニーズがあるっていうことに気が付いたんですね」
早田「ああ」
浦川「じゃあ、自分の手でできる講座の最初だけお手伝いをして、あとは自分でやってくださいっていうのがいいのかなあと思って始めました。時間とやる気はあるけど、お金がないっていう方は、ぜひこの講座に参加していただいて、自分で手作りのホームページを公開して、世界の皆さんに、自分のビジネスや商品を知ってもらえばいいかなと思います」


さらにこの日はいらっしゃらなかったんですが、ITコンサルタントの井上馨さんは、フェイスブックのセミナーや、スマートホンでの写真の撮り方などのセミナーを開催しているそうです。
各種セミナーの受講料は、2時間で3000円程度となっています。

ツナグバサンカク、コワーキングスペースとしての利用は、平日の午前10時から午後6時まで。初回に会員カード発行手数料として500円。利用に予約は必要なく、2時間500円、1日1000円です。
また、1カ月単位の会員になると、さまざまな特典も受けられます。

その他、平日の午後7時から10時までと土日は、セミナーやミーティング用に貸し出しもしています。詳しくはツナグバサンカクのウェブサイトをご覧ください。

快適な空間に人が集い、素敵なアイデア同士が出会って、これからどんなビジネスがここから生まれていくのか楽しみだなと思いました。

以上、「今週のちらっと」でした。

このコーナー、ポッドキャストでも配信をしています。
NBCのウェブサイトで「早田紀子のアナウンサーブログ」からリンクできるようになりますので、ぜひ聞いてみてください。

関連リンク
⇒ NBC 早田アナが取材に見えられました♪
⇒ NBC 早田アナのブログに、ツナグバ掲載されています

 

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投稿者:

川嵜昌子

経営コンサルタント、コーチ、編集者。 東京で26年間、経営者向け雑誌の編集長、コンテンツ開発部門長、経営コンサルタント等として働く。5千人以上の経営者を取材・コンサルティングしている。2010年より長崎。 川嵜昌子のサイト