「選択理論」は、精神科医、ウィリアム・グラッサー博士の、「人は自分しかコントロールできない(相手は変えられない)」という考え方です。
これと相対するのが「外的コントロール」で、「人を自分の期待通りにコントロールする(コントロールできる)」という考え方です。
「外的コントロール」では、自分が人をコントロールするとともに、自分も人からコントロールされてしまいます。
「外的コントロール」にもとづく発想は下記のようなものです。
・あの人が文句ばかり言うから、今日は不愉快で何もできなかった
(人の言動に、自分がコントロールされている)
・この部署は最低のやつらしかいない。なんで自分がここに異動なんだ
(人の状態に、自分がコントロールされている)
・〇〇さんが担当なのにやっていない。もっとやる気を出させないと。できないやつは減給だ
(自分の期待通りに人をコントロールできる)
これに対し、「選択理論」にもとづく発想は下記です。
・あの人は文句ばかり言うが、私はやるべきことをやって元気に過ごそう
(人をコントロールすることはできない。私は自らの選択によって行動する)
・この部署で、自分ができることは何だろう?皆に協力してもらうよい方法は?
(人をコントロールすることはできないが、自分のリクエストを伝え、協力してもらうよう、自分が変わることはできる)
・〇〇さんに、役割と業務内容をきちんと伝えてお願いしよう
(人をコントロールすることはできないが、自分のリクエストを伝え、協力してもらうよう、自分が変わることはできる)
まったく同じ状況でも、自らの発想を変え、自分が変わることによって、問題を解決し、状況を前向きに切り拓いていこうというものです。
「選択理論」を活用して、ハッピーに過ごす方法をマスターしてください。
■講 師:川嵜昌子
経営コンサルタント、コーチ、編集者
東京で26年間、経営者向け雑誌の編集長、コンテンツ開発部門長、経営コンサルタント等として働く。5千人以上の経営者を取材・コンサルティングしている。2010年より長崎。
■日 時:11/11(月)19:00~20:30
■場 所:ツナグバサンカク
■参加費:3,500円
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