挑戦者 Go! Go! 第2回 凸凹楽習塾 勉強ラボ 代表 白石直子氏

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gogo2-3発達障がいや不登校の子どもの得意分野を伸ばしたい 異才プロジェクトの東大教授講演も予定
「凸凹楽習塾 勉強ラボ」は、発達障がい、不登校など、通常の学習塾、家庭教師では対応が難しい子どもたちが学べる個別学習塾だ。
未就学児から中学生まで、月謝制で、マンツーマンの指導を行なっている。

同塾の代表であり、塾長でもある白石直子さんが力を入れているのは、子どもたちの個性を生かし、得意分野を伸ばすこと。
「MI(多重知能)理論」(ハーバード大学・ハワード・ガードナー教授が提唱)を取り入れた教育を行なっている。

MI理論
知能の指標は、複数(MI理論では8つ)あり、人によって、優れている能力、バランスが異なるという理論。
8つの知能 ―― 言語的知能 視覚空間的知能 博物学的知能 対人的知能 音楽的知能 内省的知能 論理数学的知能 身体運動的知能

白石直子

白石直子
長崎市生まれ。
大学卒業後、15年間、有名進学塾や個別学習塾の講師、家庭教師として、数多くの小中学生を指導した後、結婚退社。長男が発達障がいとわかったことをきっかけに、2013年8月に「勉強ラボ」を始める。

―― 起業からもうすぐ2年ですね。
ええ、最初は、発達障がいのお子さんの教育に関して、困っている人がたくさんいるから私が、という気持ちでした。

同時に、発達障がいの子どもたちの特徴である、得意・不得意の差が大きいことに対して、それぞれの子どもが得意なアプローチ方法で授業を行ない、さらに、得意なことを伸ばす教育をしたいと思っていました。

―― そういったなか、MI理論と出会った。
ガードナー教授の「MI:個性を生かす多重知能の理論」という本を読み、この本の訳者で、研究をされている、関西大学の松村暢隆教授に、昨年の6月に会いに行きました。

MI理論と出会って、塾で行なう教育の方向性が定まったと同時に、自分が考えていたことの裏付けが取れたと感じました。

現在は、MI理論を授業に取り入れていますが、今後、MI理論に基づいた特別授業も用意したいと考えています。
また、自分で課題を解決していくための、生きる力をつけるためのキャンプも行ないたいと思っています。

―― 得意なことを伸ばす、個性を伸ばすということを一貫して言われていますね。
ええ。発達障がいというと、福祉の観点、社会的弱者という観点から捉えられることが多いのです。できていないことをサポートするという観点で、スタート地点がマイナスにあります。これも必要かもしれませんが、これだけではもったいない。

子どもたちが、苦手なことを強いられ、つらい体験をして無駄に苦しむという状況を早急に変えたいのです。
本当は素晴らしい能力をもっているのに、できない部分にだけフォーカスすると、低い自己肯定感、自信喪失へとつながります。

逆に、子どもたちの興味のあること、得意なことにフォーカスすることで、自信が生まれれば、勉強にも、メンタル面にもよい影響を与えます。学ぶって楽しい、自分の得意を活かして、人の役に立てると感じられ、活き活きと過ごすことができます。

そういった子どもたちは、たとえば、家電に詳しい、車に詳しい、音楽の才能がある、記憶力が優れているなど、実際すごい才能や、優しい心、まっすぐな心をもっています。
それらの才能を伸ばしていけば、将来、それぞれの分野で卓越した能力を発揮できる存在、リーダーとなれると思っています。

白石直子

10月に長崎ブリックホール国際会議場で中邑教授の講演会を開催する

 ―― 10月には、東大教授の講演会も開催されますね。
はい、異才発掘プロジェクト「ROCKET」というのがあり、これは突出した能力があるのに現状の教育環境に馴染めない、不登校や発達障がいの小中学生の可能性を引き出すプロジェクトです。

このプロジェクトを企画し、実施されている、東大先端科学技術研究センターの中邑賢龍教授を長崎にお招きして、講演会を開催することを企画しています。

発達障がいの子どもにとってよい環境は、ほかの子どもたちにとってもよい環境と言えます。どの子どもにも、大人にも、それぞれ得意なこと、苦手なことがあり、凸凹をもっており、それが個性だと思います。

そういうふうに一人ひとりの認識を変え、お互いに接していけば、もっと生きやすく、学びやすい環境になると思っています。

中邑賢龍教授の講演会「夢を実現できる」学びの環境のつくり方
日時:10/12(月祝)14:00~16:00
会場:長崎ブリックホール国際会議場(長崎市茂里町2-38)
料金:1,500円(税込)
Webサイト: http://minten.jimdo.com/
ツナグバで、前売り券(1,000円 税込)扱っています⇒ お問い合わせ

 ―― 「勉強ラボ」に関して、今後の抱負をお聞かせください。
現在、教室は1か所、長崎にあるだけで、他の地域から来ていただいているため、他の市にも教室があればと思います。一緒にやってくださるパートナーの方がいらっしゃれば、蓄積してきたノウハウをお伝えできると思っています。
また、オンラインなど、どこに住んでいても、気軽に受けられるようになればと思います。

また、子どもたちが、得意なことを発表する場も模索しています。同年代の子どもや大人に対して発表することにより、自信をもてると思っています。

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■サンカクニュースで撮影した動画
「勉強ラボ」がスタートした2013年のもの

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