ボディジュエリーは、素肌に専用の糊(グル―)を塗り、ラメの粉末を振りかけて作るボディアート。
ブライダルやパーティ、ダンスの発表会用の優雅で豪華なものから、ライブ鑑賞、スポーツ観戦、日常使いまで、幅広いデザインを手掛けている西村香年子さん。
先ごろ、医療用特殊シリコンシートを使用した、繰り返し貼れる「リピートシール」もプロデュースした。
―― もともとデザインが専門ですよね。
店舗、オフィス、住宅など空間のトータルデザイン、カーテンや家具など内装のコーディネート、看板や外装、什器、POP、ロゴなどのグラフィックと、幅広くやっています。
―― ボディジュエリーに興味をもったのは?
ボディジュエリーは、3年ほど前、偶然知ったのですが、図柄のデザイン、絶妙な色使いのバランスに加え、面相筆で描く細かい手仕事に魅力を感じました。
私は20代から社交ダンスをやっているのですが、背中やデコルテの開いた、華やかなドレスに、キラキラしたボディジュエリーは最高に合うと思いました。
―― 図柄はすべてご自身でデザインされているのですよね。
そうなのです。自分で好きにデザインできるところも、私にとっては魅力です。
完全に自由に創れ、こだわりをとことん追究できるところが醍醐味です。
―― ツナグバでも、「火星ピザ」の火星人の柄や、ハロウィン用、似顔絵、サッカー観戦用、チャイナドレスに合うものなど、いろいろ作っていただいています。
野球やサッカー、バレーボールなどのスポーツ観戦・応援用、ライブ鑑賞用、組織・チームのロゴ、メッセージ等の文字入り、クリスマスなどシーズン柄、その他、なんでも作ります。
私も、ホークス応援アートで、ヤフオクドームに行っています。
―― ボディジュエリーを仕事にしているプロ向けのシートも販売されていますね。
ボディジュエリー用のステンシルシート、エアブラシステンシルを販売しています。
ボディジュエリー用は、シール式の使い捨てタイプで、ブライダル用の図柄のセットや、テーマに沿ったコーディネート柄、ワンポイントアートシリーズなどをご用意しています。
また、エアブラシアート用は、粘着なしの繰り返し使用できるタイプで、エレガンスなものを多数ご用意しています。
―― 肌に直接アートするボディジュエリーに加えて、シール式のもの、何度も貼れる「ボディジュエリーリピートシート」もプロデュースされました。
香凜と、北九州の紫喜(しき)、大分の玉響(たまゆら)3サロンの共同開発で、「花色衣(はないろころも)」という商品名です。
国際基準ISO10993に合格した医療用特殊シリコンゲルシートを使用しています。
以前から、使いきりのシールも出していますが、今回のリピートシールは、何度も使えるため、豪華なレースと組みわせたものや、スワロフスキーをふんだんに使ったものなど、高級感あふれるラインナップもご用意しました。
直接肌に施すボディジュエリーのほうが、アートの自由度も高く、動きにもよりフィットしますが、シールはいつでもどこでも付け外しができるのがメリットです。
お仕事などの関係で、直前でないとアートが施こせない場合、イベント等が終わったら、すぐにアートを落としたいという場合、たいへん便利です。
―― これからの抱負をお聞かせください。
これまでいろいろなデザインを手掛けてきましたが、今後は、この分野を自分なりに充実させたいと思っています。
ボディジュエリーは、まだまだ知られていないので、多くの方に知っていただきたいですし、実際に施してみると、その楽しさがわかります。
年齢は問いませんし、エレガントなデザインは、むしろ、大人の方の魅力を引き立てるので、ぜひ試してみていただければと思います。
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■サンカクニュースで撮影した動画
特別な時の特別な装いにボディジュエリー(2014年5月)/ワールドカップをボディジュエリーで楽しむ(2014年6月)