今週の本は、カリスマコーチとして活躍するアンソニー・ロビンズの本です。
この本は、もとは、アメリカとカナダの恵まれない人たちに、感謝祭の日に食料品とともに送られた本です。
アンソニー・ロビンズも、かつては、感謝祭の日に贈り物をもらう側で、「生まれつき運が悪いのだ、自分ではどうしようもない」と思って生きてきたといいます。
しかし、あるとき、すべてを変えると決意し、1年以内に人生を好転させました。
その方法は、
目標を設定し、
必ず実行すると決断し、
できると信じ、
意識のフォーカスを「嫌なことやコントロールできないこと」ではなく「自分の行きたい方向や解決策」に向け、
行動を変えるというものです。
そして、アンソニーが繰り返し語るのは、
「決してあきらめずに、行動を続ける」こと。
「どんな困難も永遠に続きはしない。(略)明日につながる行動を続けることだ」
「猛烈な、一貫した行動を続けていけば、そして柔軟な感覚で目標を追求し続ければ、最後には必ず望みのものが手に入る」
「『解決策がない』という感覚だけは絶対に捨てよう」
「何百万回と試してみたがダメだった」と言う人は、数十回も試していないと言います。
そして、成功する人は例外なく「継続的な、終わることのない改善」を続けていると言います。
アンソニーが言っていることは、恐らくローマ帝国やもっと前の時代から、現代に至るまでの原理原則だろうと思います。
この本には具体的な方法もいろいろ書いてありますが、結局、どこまでやるか、やらないかは、自分の選択であり、選択の積み重ねが人生なのだろうと思います。