この前の日曜日(11/10)に、「ドリプラ ナガサキ 2013」が開催され、ツナグバの金子さんが「感動大賞」※を受賞しました。
この「ドリプラ」というのは何かというと、「ドリームプラン・プレゼンテーション」の略で、「みんながワクワクする『夢の事業』発表会」と、チラシやプログラムに書いてあります。
「夢の事業」には条件があり、次の6つを満たしている必要があります。
1 独自の価値・魅力があること
2 社会的貢献度が高い事業であること
3 人々をワクワクさせること
4 事業として発展性があること
5 プレゼンターの人生観とリンクしていること
6 実現のための準備ができていること
さらに、プレゼンの仕方にも「事業の概要説明をしてはいけない。売上目標や収益性などの数字を示してはいけない」などさまざまな制約があり、「静止画と音楽で発表」という条件があります。
いま、夢がなかなか見れない時代のなかで、何らかの夢を描くこと自体が難しいうえ、エントリー、発表には制約・条件があり、ドリプラで夢を語れる人はかなり特殊な人ではないかと感じるかもしれません。
しかしながら、プレゼンターで、最初から明確な夢をもっていた人は少なく、エントリーから半年の間で、迷いながら固めてきた感じを受けます。
さらに、プレゼンターは、ずっと前から何らかの夢をもっていたわけでなく、ここ1、2年、「いったい自分は何をしたいんだろう? 何ができるのか? 何をするべきなんだろう?」と自分に問いかけ、答えを出した人のほうが多いと思います。
ある意味、以前から夢を描き、まっしぐらに進んできた人は、既に夢のために動き、何らかの結果を出していたりします。もちろん、さらに新たな夢に挑戦するためにドリプラにエントリーするという手もありますが。
言いたいことは、プレゼンターたちは、もとから明確な夢を描いていた特殊な人たちではなく、この何年かで夢のカケラを見つけ、エントリー後、カタチにしていった人たちだということです。
金子さんも、プレゼンのなかで「成人式を迎えたとき、私には夢がありませんでした」と語っています。
金子さんがドリプラで語ったのはツナグバのビジョンですが、それは、ツナグバがまず人々が夢、好きなこと、やりたいことを「探し」「カタチにする」ための場所となり、学習、交流機会を提供することです。そして、「好き」をカタチにした人が、「他の人の好き」を助ける仕組みをつくることです。
金子さんはプレゼンのなかで、
「好きなことがない人は探しましょう。
好きなことがある人はやりましょう。
そのためのツナグバです」
と言っています。
好きなことを探すこと、カタチにすることの意味、それがどうハッピーにつながるのか、などについて、次回、書きたいと思います。
※ドリプラの賞には「感動大賞」と「共感大賞」の2つがあり、観客の投票で決まります。前者は「心が震えた!やる気になった!プレゼン」、後者は「事業を一緒にしたい!応援したい!プレゼン」と、投票カードの説明に書いてあります
報告ページ:「ドリプラナガサキ2013」応援ありがとうございました
会場で配布のチラシ:ドリプラ金子チラシ