先日、ツナグバにいらっしゃったブロガーの牛嶋さんに、ブログ「おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか(おまスキャ)」で、ツナグバを紹介いただきました。
長崎の新しいコワーキングスペース「ツナグバサンカク」桜町電停徒歩1分で長崎駅も近い!⇒ http://ushigyu.net/2013/05/07/tsunaguba-sankaku/
牛嶋さんのサイト:おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか?⇒ http://ushigyu.net/
先日、ツナグバにいらっしゃったブロガーの牛嶋さんに、ブログ「おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか(おまスキャ)」で、ツナグバを紹介いただきました。
長崎の新しいコワーキングスペース「ツナグバサンカク」桜町電停徒歩1分で長崎駅も近い!⇒ http://ushigyu.net/2013/05/07/tsunaguba-sankaku/
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私は、仕事でこれまでにたくさんの方とお会いしていますが、確かに「運のいい人、悪い人」はいると思います。
しかし、よく観察していると、運のいい人と悪い人には、同じぐらいよいことも悪いことも起きている。決して、運のいい人によいことが、運の悪い人に悪いことがたくさん起きているわけではないと気づきます。
けれども、運のいい人は、運の悪い状態でも、運をよくしている。運の悪い人は、運のよい状態でも運を悪くしている傾向がある。
すなわち、「運のいい人」は「運をよくできる人」、「運の悪い人」は「運を悪くしてしまう人」ではないかと感じます。
櫻井さんは、出版業界では知らない人はいない方です。決して、順風満帆な「運のいい人」ではありません。けれども、確実に「運をよくしてきた人」だと感じます。本田健さんも、同じだと思います。
「運のいい人は、自分の未来を信じている」(52ページ)に、「未来というのは、これから起こることではなくて、いま自分がつくっていることで、未来がどうなるかは、いまの自分が決めていること」とありますが、思い当たることがあります。
私が高校1年か2年のとき、ある先生が「将来、どうするんだ?」と聞いたので、「東京で編集の仕事をします」と言いました。
「夢のようなことを言う」と言われたので、「なぜですか?」と聞いたら、「大人になったら分かる」と言われました。
自分にとっては、現実的な予定であり、夢という意識はまったくありませんでした。だから、その7年後ぐらいに、予定どおり、東京で編集の仕事をするに至っています。
当時の私は、自分の予定は単に自分が実行すればいいだけだと信じていたのでした。
―――
この本に書いてある、人生に運を呼び込む方法(考え方)の一部をご紹介します。
・こんなふうに生きるという明確なイメージがあればあるほど、運のほうでも、より具体的なチャンスを与えてくれる
・運命には過酷なこともあるが、それがあったからこそ、また次の運命が開けていく
・どんなことでもやってみないとわからない、やったことで運は開ける
・自分の中でいちばんワクワクすることをやっていくようにすれば、運に乗りやすくなる
・どんな大きな波にのまれても、運は自分で開いていくことができる
・運を開いていける人は、行動力があり、知らず知らず努力している
・相性のいい相手との仕事はうまくいく。相性のいい人は、自分の運を開いてくれる人であり、その人との仕事は、運を開いてくれる場所ともいえる
・エネルギーが衰えたら、運も落ちていく。健康が基本
逆に、「運の悪い人、人生がうまくいかないという人は、自分の人生であるにもかかわらず、どこか他人任せのところがある」「言葉を換えれば『誰も運転してくれない』『誰も行き先を教えてくれない』ということをいっているような気がします」とも。
そして、「どんなに順風満帆に見える人にも、いや、そういう人こそ、普通の人には想像もできないような苦悩を抱えているのかもしれません。過去にそれを体験して、乗り越えたという人もいるでしょう」「どんな悪い状況に陥っても、頭を切り替えていくことが大切です」と書いてあります。
運がいいと思う人は、さらに運を呼び寄せ、運が悪いと思う人は、今すぐ頭を切り替え、運がいい人に変わりましょう。
そして、川嵜の「メンタルブロックの外し方」セミナーに来ると、さらに運はよくなります(笑)。
今回は、お知らせです。
■5月のセミナー&イベント
ツナグバサンカクを運営しているサンカクスタジオでは、昨年の7月から、さまざまなセミナーを開催しています。
このスタッフブログを書いている4人がそれぞれセミナーを行なっていますので、ぜひ内容をチェックして、お越しください。
・講師別
講師別には、先週「ツナグファイルから~長崎のヒューマンリソース辞典~ 第1回」で紹介した清水さんの動画も掲載していますので、ご覧になってください。
■週刊サンカク(メールマガジン)
サンカクスタジオでは、毎週金曜日にメールマガジンを発行しています。
セミナー&イベントの予定をお知らせしたり、毎週アップしている動画ニュースも案内していますので、ぜひお申し込みください。
それでは、また月曜からのブログを楽しみに!
今日の1冊は、ドラッカーの「ネクスト・ソサエティ」です。
これは、「読まなくていい読書会」の「ドラッカー勉強会」で紹介した本です。
「ネクスト・ソサエティ」は、文字通り「次の社会」に関して書かれた本です。
2002年に出版されているので、10年以上前の本です。
この本が面白いのは、当時、2002年の時点から20~25年後の変化と、それを踏まえた10~15年後は「こうなっていなければならない」という内容が書かれていることです。
「10年後」は今であり、「20~25年後」は来ていませんが、この本はドラッカーの「先見性」を証明するものになっています。
ドラッカーは預言者ではありません。「既に起こった未来」と言っていますが、さまざまな領域に今後変化をもたらすであろう、何らかの「出来事」が起きたとき、それに気づくだけなのです。
何らかの「出来事」が起きても、変化は直ちに起きるわけではありません。タイムラグがあります。しかし、変化は早晩起きるのです。
ドラッカーは、ドイツの新聞社で働いていたとき、ヒトラーの危険性をいち早く察知して、良い条件の仕事のオファーを全部断わり、イギリス、そして、アメリカに移住していますから、もともと、変化の兆しには敏感な人だったのでしょう。
さて、「ネクスト・ソサエティ」から、私がとくに重要だと思う部分を抜き出して、まとめました。
日本の読者へ
・日本の経済に成功をもたらしたのは、1950年代以降のイノベーション、社会的な革新だ。
・これらは、1990年頃までは有効に機能していたが、もはや機能していない。いま新たな制度、政策、慣行が求められている。
・日本に求められるものは、労働力市場の流動性の確保、製造業の地位の変化への対処、教育システムを新時代に適合させていくこと、知識労働者の生産性である。
はじめに
・社会の変化は、あらゆる組織、働く一人ひとりにとって重大な意味をもつ。
・社会の変化は、最大の脅威であり、同時に最大の好機だ。
・大きな流れを知り、基本に従わなければ、単なる対応のうまさだけでは、成功は望みえない。
・大きな流れに乗っても成功が保証されるわけではないが、それなくして成功はありえない。
第1部 迫りくるネクスト・ソサエティ
・特に重要な変化は、「高年人口の急増と若年人口の急減」である。
・20~25年後には、組織の半数は、雇用関係にもない人たち(たとえばアウトソーシング先)になる。いかにマネジメントするかが課題の一つになる。
・第2次大戦後に出現した大量消費市場は、若者中心の市場だったが、これからは「中高年中心の市場」となる。
・たとえ市場と活動はローカルであっても、競争力はグローバル・レベルにあるべきことを要求する。
・働く人の主役は、「知識労働者、テクノロジスト(技能技術者)」となる。
・知識労働者には「継続教育」が必要となり、成長産業となる
・知識社会は競争社会で、ストレスも生む
・製造業の後退は、かつての農業のような保護主義をもたらすが、成熟産業に保護は無効である。
・日本社会の安定は、大規模製造業における雇用の安定に依存するところが多かったが、急速に崩れつつある。
企業の形が変化する
・正社員が減少する
・アウトソーシングが一般化する
・顧客が情報をもち、力をもつ
・産業、企業独自の技術がなくなる
トップマネジメントが変化する
・トップマネジメントは「経済」「人的」「社会」機関でなければならない
・価値、使命、ビジョンの確立が最大の課題である
ネクスト・ソサエティに備えて、変化を脅威ではなく「チャンス」ととらえ、自ら変化をつくりだすことが大事である
第2部 IT社会のゆくえ
・IT革命のインパクトは「eコマース」「大流通チャネルとしてのインターネット」のインパクトである
・eコマースでは、「配達」が最大の問題で、最大の武器になる
・企業間のeコマース、国際間のeコマースが急速に伸びる様相を示している
・新しい産業の成否は、どこまで知識労働者を惹きつけ、やる気を起こさせるかにかかっている
・コンピュータを使う能力ではなく、情報を使う能力が必要とされる
・外部の情報、非顧客の情報が重要である
・製造業は、知識を基盤とする流通企業へと変身しなければならない
・大企業は、自社以外の商品を扱う「マルチブランド」になることが大きな優位性になる
第3部 ビジネス・チャンス
起業家精神4つのわな
1 予期せぬ成功のチャンスを拒否する
2 キャッシュフローより利益を重んじる
3 マネジメントチームの欠如
4 自らの役割の喪失
イノベーション
・イノベーションとは、市場に追いつくために自分の製品やサービスを自分で変えていくことである
・起業家精神による社会の問題への取り組みは、経済活動と同じように重要である。小さく始めなければならない。大がかりな万能薬的な取り組みはうまくいかない
2つの成長産業
・「人材派遣業」と「雇用業務代行業」が急速に成長している
・人材マネジメントの欠落が問題である
・知識労働者の育成、動機づけ、満足度、生産性について、アウトソーシング先と連携する必要がある
第4部 社会か、経済か
・これからの最大の課題は、組織の自立性を保ちつつ、社会の一体性をいかにして回復するかである
・かつてのコミュニティは、束縛的かつ侵害的だった
・今日われわれに課された課題は、都市社会に存在したことのないコミュニティを創造することである
・自由で任意のものでなければならない
・一人ひとりの人間に対し、自己実現し、貢献し、意味ある存在となりうる機会を与えるものでなければならない
ツナグバサンカクでは、会員で希望者の方に「ツナグFILE」というシート(紙)を書いていただいています。
これは、会員同士、情報交換をするシートで、写真のように「氏名」「連絡先」「出来る事」「報酬、予算」「メッセージ」を記入し、自分の仕事や活動をPRすることができます。
記入も閲覧も無料で、ピンと来る情報があれば、自由に連絡を取り合っていただけます。
金曜日のスタッフブログでは、不定期に、「ツナグFILE」からの情報を、承諾を得て、紹介します。
第1回は、清水恵三さんです。
清水さんは、長崎生まれ長崎育ちの42歳。
昼間は県内のIT関連企業でプログラム開発やWeb制作の仕事に携わり、夜間は中国語学習初心者向けの個人レッスンを行なっています。
清水さんの中国語学習歴は24年で、その間に訪中9回、長崎県主催の中国語スピーチコンテストでの優勝経験もあるそうです。
個人レッスンは今年3月に始めたばかりで、現在、受講生を募集中。
レッスンでは、自らの学習経験を活かし、主に初期の学習で、つまずきやすい発音の矯正に力を入れているとのことです。
清水さんは、5月10日(金)に、ツナグバで、下記のセミナーを開催します。中国語に関心のある方は、この機会にぜひお越しください。
「漢語倶楽部~中国語をはじめよう~」
日 時:5月10日(金)19時~20時30分
料 金:500円
会 場:ツナグバサンカク
詳細は ≫ こちら
清水さんのサイト ≫ Panda Bridge
昨日(4/24)、19時から、池元正美氏の特別セミナーが開催されました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
今週から、下記のテーマでブログをお届けします。
月曜:今週の1冊(担当 川嵜)
火曜:文房具紹介(担当 金子)
水曜:ランチ紹介(担当 井上)
木曜:Web関連(担当 浦川)
金曜:さまざまなテーマ
本日は、「今週の1冊」ということで、「読まなくてもいい読書会 ビジネス書」でも取り上げた「ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる」のエッセンスを紹介します。
この本のテーマは、ずばり「不確実な時代どころか、カオス(混沌・無秩序)の時代に直面しても、成長し続ける企業が存在するのはなぜか」ということです。
この本では、業界平均と比べ10倍以上の成果を長期に出し続けている企業を取り上げ、これを「10X(10倍)型企業」、その企業のリーダーを「10X型リーダー(10EX-er:テンエクサー)」と名付けて、その秘密を探っています。
「10X型リーダー」の典型として、南極点に到着し無事帰還したアムンゼンを取り上げ、遭難死したスコットと比較し、その違いは、環境の差ではなく行動パターンの違いであると言っています。
アムンゼンは、常日頃からあらゆる事態を想定して準備を怠らなかったので、偉業を達成することができたと分析しています。
そして、「10X型リーダー」の主要行動パターン3つと、コアとなる「気の原動力」を、以下のように挙げています。
主要行動パターン
狂信的規律…自らの一貫した価値観、長期目標、評価基準等に基づく、行動の一貫性。外部からの圧力に屈せず、ときとして社会規範も否定する。
実証的創造力…科学的実証に基づくデータに直接当たり、それをバネにして断固たる行動に出ること。権威や社会通念、他人の行動、評論家や専門家の提言と反することもある。
建設的パラノイア…前もって最悪の事態を予想し、それに対して準備し、建設的な手を打っておくこと。
原動力は、個人的なエゴや利益を超越した大目標を達するための野心。
偉大なリーダーは、何にも増して自分の意志と規律を重視し、たとえ不運に苛まれても、逆境をテコにし、どうにかとどまることにより、いずれ幸運と巡り合えるといいます。
「10X型リーダーシップ」は、「狂信的」「パラノイア」とあるように、ときに社会規範や社会通念をも否定する、いわゆる「無難」とは真逆のものです。
成功すれば賞賛されるかもしれませんが、それまでは、あるいはたとえ成功しても、逆風は強いでしょう。「大目標」に対する信念のある人だけにしか、やり通せないでしょう。
エピローグが印象的です。
「将来どうなるかは保証できない。(略)全身全霊をささげてきた努力が無駄になることもある。それでも、われわれは行動を起こさなければならない。(略)われわれには、どのように決断・行動するのか選択の自由がある。自分の意志で偉大になる自由がある」
何かに挑戦しようとしている人にとっては勇気づけられる本だと思います。