■営業時間
来週、6/10(月)から下記のようになります。
月曜 11時~18時
火曜~金曜 11時~22時(最終受付時間20時)
6月の変則営業:6/21(金)18時まで
■料金システム
これまでの2時間まで500円、それ以上1日1,000円に、
新たに、4時間まで700円が加わり、お得になります。
2時間まで 500円
4時間まで 700円
1日 1,000円
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この本の著者は、20年以上前、あることがきっかけで、人生が変わったといいます。
それは、自分自身や他者への質問を変えたことです。
それまでの心配性の質問、たとえば、「彼は私を好きかしら、私に満足しているかしら?」「どんな悪いことをしてしまったのかしら?」などを、冷静で建設的な質問に変えることにより、行動を始めるようになったといいます。
建設的な質問とは、たとえば「なにを学べるかしら?」「なにが可能かしら?」のような質問です。
著者は、建設的な質問をするようになってから、仕事、人間関係、健康、経済面に至るまで、あらゆることが好転した、建設的な質問は、絶望的な状態から人生を一変させる、といいます。
そして、著者自らの経験をもとに、物語として書いたのが本書です。難題に直面した管理職の主人公が、「質問好きなコーチ」を通して変わっていくというストーリーです。
この「クエスチョン・シンキング」、建設的な質問を投げかけることによって、建設的な行動を導くことは、コーチングの手法としてよく使われ、効果を発揮しています。
私も、独自の「クエスチョン」を、自分のためにつくっています。
この本には、人間関係やさまざまなことは、「批判する人」、「学ぶ人」、どちらの質問にするかで、変わってくると書いてあります。
たとえば、「批判する人」の質問は、「だれのせい?」「なんで私がひどい目に遭うの?」です。
そして、「学ぶ人」の質問は、「今できることはなに?」「この件から私はなにを学べるだろうか?」です。
人はそもそも、自分や人を「批判する人」であるので、まずはそのことを受け入れ、「学ぶ人」のやり方を実践することが必要。「『学ぶ人』の考え方をしていれば、新しい道や可能性を見つけられる」と、あります。
この本には演習もついていて、「質問」がたくさん載っているので、すぐに使えます。
今週の本は、野口先生「超」シリーズの新刊、「『超』説得法」です。
この方の著書は、「超」シリーズと、日本経済について書かれたものと、大きく2つありますが、どちらもためになります。
とくに後者は、私が言うのも大変失礼ですが、鋭くて「そのとおり、そのとおり」と頷ける部分が多いです。
「『超』説得法」で、野口先生は「ドラッカーを読むより聖書を読もう」などと書かれていますが、日本経済への指摘は、ドラッカーも野口先生も共通しているように感じます。
日本経済に関する指摘は、ダイヤモンドオンラインのコラムがオススメです。⇒ 野口悠紀夫「日銀が引き金を引く日本崩壊」
さて、「『超』説得法」ですが、「一撃で仕留めよ」と書いてあるように、「一撃」で説得する方法です。
本の帯に「沢山投げるのは人の常 一撃突破は(あなたにもできる)神の業」などとも書いてあります。
言葉を尽くして説得するのではなく、適切な言葉で、グサッと説得せよというわけです。
自分の意見を言うとき、自信がないからと、あれこれ言うと、そのなかのもっとも弱い論点が攻撃されてしまう。他の論点が正しくても、弱い論点に突っ込まれ、主張そのものが間違っているかのようになると言います。
「超」説得法のルールは下記の4つ。
シェイクスピアの「マクベス」に出てくる魔女の例も書いてあります。魔女は、王の忠臣をそそのかして、王を殺すというタスクをもっています。
1.注意を引く
相手の名前を呼ぶ。魔女は「グラーミスの領主マクベス万歳!」と声をかけます。
2.関心を持たせる
相手が聞きたいと願っているメッセージを与える。魔女は「コードアの領主マクベス万歳!」と言います。マクベスはコードアの領主ではありませんが、なれる可能性もあり、なりたいという願望が心の中にありました。
3.信頼を獲得する
自分の能力を示す。マクベスは、実際にコードアの領主になり、魔女の言葉を信じます。
4.現実的な目標を示す
最初は現実的な目標を示し、徐々に最終目的に誘導する。
魔女は、最初、「コードアの領主マクベス万歳!」と言ってから、後で「汝はいずれ王になる」と言います。
最初から「王」は、ハードルが高くても、コードアの領主になれたのなら、王にもなれるのではないかとマクベスは思うようになり、最終的に、王殺害に誘導されてしまいます。
魔女の例は、ネガティブなことへの説得ですが、もちろんポジティブな説得に使える方法です。
「聖書をビジネス書として読む」「うまく命名できれば千人力」「悪魔の方法を盗めないか?」など11章から成っています。
面白い本です。
今週の本は、カリスマコーチとして活躍するアンソニー・ロビンズの本です。
この本は、もとは、アメリカとカナダの恵まれない人たちに、感謝祭の日に食料品とともに送られた本です。
アンソニー・ロビンズも、かつては、感謝祭の日に贈り物をもらう側で、「生まれつき運が悪いのだ、自分ではどうしようもない」と思って生きてきたといいます。
しかし、あるとき、すべてを変えると決意し、1年以内に人生を好転させました。
その方法は、
目標を設定し、
必ず実行すると決断し、
できると信じ、
意識のフォーカスを「嫌なことやコントロールできないこと」ではなく「自分の行きたい方向や解決策」に向け、
行動を変えるというものです。
そして、アンソニーが繰り返し語るのは、
「決してあきらめずに、行動を続ける」こと。
「どんな困難も永遠に続きはしない。(略)明日につながる行動を続けることだ」
「猛烈な、一貫した行動を続けていけば、そして柔軟な感覚で目標を追求し続ければ、最後には必ず望みのものが手に入る」
「『解決策がない』という感覚だけは絶対に捨てよう」
「何百万回と試してみたがダメだった」と言う人は、数十回も試していないと言います。
そして、成功する人は例外なく「継続的な、終わることのない改善」を続けていると言います。
アンソニーが言っていることは、恐らくローマ帝国やもっと前の時代から、現代に至るまでの原理原則だろうと思います。
この本には具体的な方法もいろいろ書いてありますが、結局、どこまでやるか、やらないかは、自分の選択であり、選択の積み重ねが人生なのだろうと思います。
ツナグバサンカクを運営しているサンカクスタジオでは、毎週金曜日に、通常3~4分の動画「サンカクスタジオニュース」をアップしています。
内容は、サンカクスタジオのセミナーの案内、スタッフの紹介、長崎で活動している人、グループの紹介などです。
アップしたら、Facebookとメルマガでお知らせしています(毎週金曜日の、だいたいお昼頃です)ので、ぜひご覧ください。
全部ここから見られます ⇒ 動画ニュースバックナンバー
【内容】
5/17号 長崎で活躍している人:大村で、喫茶と手作りお菓子のお店「シエスタ」を経営する柿平由紀子さん
5/10号 サンカクスタジオ スタッフ紹介:金子マモル
5/3号 ツナグバ会員でもあり、ツナグバで中国語のセミナーを開催した清水恵三さん
4/26号 サンカクスタジオ 5月の新しいセミナーの紹介
4/19号 ツナグバのオープニングパーティ(4/12)の来場者の声
4/12号 これからのサンカクスタジオとツナグバ
4/5号 長崎で活躍しているグループ:PHPの勉強会「ぺちぱな(PHPer-na)」
3/29号 ツナグバサンカクの案内
(3/26 ツナグバサンカク オープン予告)
3/22号 4月おすすめのセミナーとお知らせ
3/15号 長崎で活躍している人:消しゴム作家 横木ゆり子さん
3/8号 長崎で活躍している人:占い師 カレナさん
3/1号 長崎で活躍している人:「書道スタジオ スタート」を経営する福山嘉人さん
以下、2/22号 ~ 2012年12/21号
今週の1冊は、またまたドラッカーの本です。
けれども、この本、ドラッカーの没後、昨年(2012年)9月に出されたものです。
ドラッカー著、とはなっているのですが、ジョゼフ・A・マチャレロ編と書いてあります。
このマチャレロという方、ドラッカーが61~95歳(亡くなった歳)まで講義を行なっていた、クレアモント大学院大学の教授であり、ドラッカーの長年の友人です。
余談ですが、今年(2013年)1月に、六本木のアカデミーヒルズで、マチャレロによるセッション(講義、議論、演習)が行なわれています。
この本は、平たく言うと、ドラッカーの経営思想の決定版「マネジメント」(1973年)の現代版です。
「経営の真髄」の序文に次のように書かれています。
「本書の原版『マネジメント-課題、責任、実践』は1973年の作品である。ドラッカーは、その後、32年間にわたってマネジメントについて健筆をふるった。本書『経営の真髄』は、(主として)1974年から2005年にかけて書いたものによって、原著を更新したものである。
私ジョゼフ・A・マチャレロがその編集にあたった」
マチャレロが、ドラッカーの晩年(2005年)、まだドラッカーが生きていたときから始めて2年間、この本にかかりっきりの結果、2007年の暮れに編集が終わり、2008年に出版されています。
その翻訳版が、日本で昨年出版されたというわけです。
下記のように、上巻がPart1~5、下巻がPart6~10の、全部で10のパートに分かれています。
経営の真髄(上)
Part1 マネジメントをめぐる状況の変化
Part2 企業にとっての成果
Part3 公的機関が成果とすべきもの
Part4 仕事を生産的なものにし、人に成果をあげさせる
Part5 組織にとっての社会的責任
経営の真髄(下)
Part6 マネジメントの仕事
Part7 マネジメントのスキル
Part8 イノベーションと企業家精神
Part9 組織
Part10 個のマネジメント
いろいろ書いてあるんですが、どんな本か、あえてひと言で言うと、
「知識労働の生産性の向上」がテーマです。
本の帯にも書いてありますが……。というか、この本のサブタイトルは「知識社会のマネジメント」だった(笑)。
そして、本の最初に「ビジョナリーカンパニー」の著者、ジム・コリンズがこんなことを書いています。
「ドラッカーとは、この混沌たる世界に光をもたらす存在である。何十年も前に旧式のタイプライターで打ち出した彼の言葉は、いつになっても力を失わない。(略)ドラッカーとは、いま読むべきものである。明日読むべきものである。10年後、50年後、100年後にも読むべきものである」
ドラッカーは、ビジネスのみならず、恐らく人として大切な原理原則を書いているので、決して古くはならないと、私も思います。
さらに、コリンズは、こう書いています。
「読者におかれては、営利非営利を問わず、大切と思うことをやっていただきたい。必要ならば、ご自分で始めていただきたい。そして、マネジメントの力を使って、世の中をリードしていっていただきたい。持てる力を1000倍にも発揮して、不思議なほどに大きな成果をあげていっていただきたい」
私は落ち込んだとき、よくドラッカーやコリンズの本を読んでいます。
お二方とも、超偉大で恐れ多い方々ですが、「師」というよりも「同志」という感じがするのです。
どこか、考え方、価値観で共通するところがあるのかもしれません。