お正月だと思っていたら、もう10日以上過ぎました。
「光陰矢の如し」と、年中言ってる川嵜です。
さて、皆さま、「今年の目標」は立てましたか?
立てた方は、その目標のための行動を何か始めました?
行動を始めた方は、続いていますか?
ちなみに、「2013年度 新年に立てた目標進捗調査」というのを、去年の春に、セレゴ・ジャパンという会社が発表していますが、新年の目標を立てた人が61%、そのうち3月の時点で「目標通りの行動はできていない」人が、目標別で60~80%(英語学習80%、ダイエット・運動77%)。
つまり、目標を立て、かつ、2カ月後にちゃんと行動できている人は、12~24%。
これは、けっこう多いのではないかと思います。
「75%が1週間以内に挫折し、95%以上が1年以内に挫折する」という統計(フォレスト出版)もあるようです。
いずれにせよ、行動を起こす(始める)、続けるというのは、難しいのです。
人は基本的に、急激な変化を避けようとするからです。
自らを変化させることに対して、心身に余計な負担をかけないよう、「恒常性維持機能(ホメオスタシス)」が働きます。
そのため、始める、続けるには、急激な変化にならないよう少しずつ、だましだましやるか、あるいは、振り切る「強い力」を働かせるしかありません。
「強い力」は「快楽」か「苦痛」です。とても楽しいか、やらないととんでもない苦痛が降りかかるかどちらかです。いずれの場合も「直ちに」です。「やがて」「将来」だと、降り切れません。
「苦痛」は、「宿題を提出しないと怒られる」「仕事の納期に間に合わないと大変なことになる」などです。
「快楽」は、褒められる、感謝される、すごいと思われる、自分が本当にやりたいこと、恋愛、わくわくすることなどです。
さらに、目標は、目的に結びついていないと、継続は難しいです。
目的は「何のために」ということです。
目標は、本来「目的のために目指す地点(数値、客観的な状態)」です。目的があって目標、目的のための目標です。
2014年の目標をまだ立てていない方、行動につながっていない方は、以上のことを参考に、目標を考えてみられるといいと思います。

前回書いたように、「行き先(ビジョン・理想・やりたいこと)が明確」であればあるほど、そこに近づきます。
これに対して、
けれども、先ほどの、両方に当てはまらない人は、「子どものときの夢、楽しかったことは、思い出せない」と言います。
私は以前、経営コンサルティング会社で働いていたのですが、「企業経営で成功するために大切なこと」として、この会社のみならず、他の会社でもよく言われていることがありました。
駅で、行き先を決めて、その電車に乗れば、そこに着くというようなものです。
1日の終わり、週の終わり、月の終わり、年の終わりに、1日、1週、1カ月、1年という単位で振り返るとともに、それを活かした次の戦略を練る。
いわゆる「PDCAサイクル」「Plan(計画)-Do(実行)-Check(評価)-Act(改善)」の
学生のときの「好きな教科」「嫌いな教科」をイメージしていただくと分かりやすいと思います。

多くの成功している方とお会いして、皆がおっしゃるのは、「世の中、うまい話はない」ということです。
しかし、できることなら、自分の欲望、願いは叶えたい。楽して成功したい。
「~で困っていたが、突然~(解決できた。うまくいった)」「ずっと~をあきらめていたが、わずか〇日で叶った」「これだけで、みるみる~(うまくいった)」「意識を変えただけで~(よい結果に変わった)」というやつですね。
このことには、まだ一部の人しか気がついていません。